ふくだももこ / FUKUDA MOMOKO

1991年生まれ、大阪府茨木市出身。 特別養子縁組して迎えられた両親のもと、すくすくと元気に育つ。

日本映画学校(現・日本映画大学)での卒業制作『グッバイ・マーザー』(監督・脚本)がゆうばりファンタスティック映画祭、下北沢映画祭等に入選。
株式会社エンジンフイルムに入社し、CMの制作部として働く。1年後、フリーランスに。

2015年、若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)に、史上最年少で選出される。ソニン、板尾創路主演の短編映画『父の結婚』を監督、脚本し注目を集める。

2016年、小説『えん』が「すばる文学賞」佳作を受賞し、小説家デビュー。審査員の江國香織、高橋源一郎等から高い評価を得る。

2019年、『父の結婚』を自ら長編化した『おいしい家族』を監督し、商業長編映画デビュー。 愛媛、熊本、沖縄、韓国、スイス、ウィーン、オランダ等、国内外の映画祭で上映され、第29回日本映画批評家大賞新人監督賞、おおさかシネマフェスティバル2020新人監督賞を受賞。小説版『おいしい家族』も執筆し、単行本が発売。
同年、山戸結希監督プロデュースのオムニバス映画『21世紀の女の子』に参加し短編映画『セフレとセックスレス』を監督。東京国際映画祭に選出。

2020年、自身の小説『えん』と『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』の2本を基にした商業長編映画『君が世界のはじまり』を監督。20年代の新たな時代の青春映画と評価され、第12回TAMA映画祭で最優秀新進監督賞を受賞。 授賞式では「映像業界で働く才能ある人たちが少しでも働きやすくなるよう、保育部をつくりたい」とスピーチ。
テレビドラマ『深夜のダメ恋図鑑』(朝日放送)、『カカフカカ』(MBS)、『だから私はメイクする』(テレビ東京)のメイン演出を務める。
舞台「夜だけがともだち」を作・演出し、小劇場「楽園」にて上演。舞台上で登場人物たちが料理し、食べながら芝居をする、演劇と食をミックスさせる試みに挑戦。

映像、文学、演劇と様々なフィールドで活動し、2020年には第一子を出産。 常に新たなまなざしで表現を続ける。